November 28, 2013

意外と知らないイギリス?

今回は”絶え間ない探究心英国担当”として、英国について書いてみようかと思います。

イギリス”と言えばどんなイメージをお持ちでしょうか?

ちなみに僕個人は”紳士淑女の国でオシャレで、おしとやか”と言うイメージがありました。過去形なのに、特に深い意味はないです。
イギリスのフーリガン紳士淑女達

みんな、それぞれイギリスに対するイメージは何となくは持ってるんだけど、意外にイギリスの基本的な事を知らない人が多い気がする。そこで今日は浅野の住んでいるイギリスを紹介がてら、まずは基本的な事を見て行こうと思います。

まずイギリスの正式名称。”イギリス”はなんと通称です。”Σ(°O°;)”のリアクションの押し時です。笑
正解は

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国

もはや国名に”及び”とか入っちゃう。
日本で例えれば【本州及び北海道、四国、九州、沖縄連合王国】的な感じです。もう何がなんだか分からない。この例えはいらない気もするけど、気にしない。笑
この”連合王国”を英語にするとUnited Kingdom、即ち”UK”です。

そのグレートブリテン及び北アイルランド連合王国は4つの”カントリー”から成り立っています。その4つとは…?これを答えられない日本人はかなり多い。僕の身の回りでは9割近くが答えられなかったです。
その4つとは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドです。
間違えやすいのがアイルランド。”北”がつくかどうかでかなり大きく違います。アイルランドはイギリスから独立しているので、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドだなんて言ったら、もういい歳なのに小学校のとき先生に怒られたように怒られるので注意が必要です。日本と韓国を同じ国だと言うようなものです。
4つの配置はこんな感じ。最近スコットランドも独立運動が激しい。

↑を見ると、イギリスの国旗がおかしい事が分かりますね。そう、ウェールズがこれでもかというくらいにガン無視されています。それはイギリスの国会でも問題になりました。「ウェールズが不憫だ」と。そこで先日、イギリスの新聞『テレグラフ』が新デザインを募集して、アンケートを実施したところ、第2位に日本からの作品がランクイン。それがこちら↓

ルイズ!!!!!!!!!

ツッコミどころは色々あるけど、とりあえず全国紙でそこそこ人気のある新聞なのにアンケート結果を偽る事無くこれを正直に2位にする勇気に乾杯。選んだイギリス人大丈夫かって感じもあるんですが。ちなみにこのドラゴンに乗っているのは日本のアニメ『ゼロの使い魔』の登場人物のルイズ。本名のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはルイ14世の寵姫の名前が元ネタだったりします。フランス人名の女の子がウェールズドラゴンに乗って連合王国の旗を振っている、意外に皮肉めいた作品です。
ちなみに第1位はこちら↓

ウェールズ関係ない!!!依然変わりなくッ!!!!!

この作品は引き続きウェールズを無視しながらも、そのかっこよさから55%もの票を獲得しました。
ちなみにこれはノルウェー人の作品だが、”日本のアニメにインスパイアされた”との作者の言葉通り、元ネタは『天元突破グレンラガン』と言うアニメに登場するグレン団のシンボル。1位がグレンラガン、2位がゼロの使い魔ってやっぱりイギリス人大丈夫か?と少し心配になる。


話しはかなりズレてしまいましたが、次にイギリスの都市をいくつくらい知っているでしょうか?
5つくらい言えるあなたは、この投稿は退屈かも知れません。
言えないあなたのために、順番に見て行きましょう。
首都は、知っての通りロンドンです。NY,ワシントン、パリ、東京などと並んで世界有数の大都市です。ロンドンにあるビッグベンやタワーブリッジ、ロンドンアイなどはデイ・アフター・トゥモローや、インディペンデンス・デイなどの地球の危機を題材にした映画で必ずと言っていい程壊されるくらいには有名ですね。(ちなみにビッグベンは去年、誰にも知られる事なくひっそりと”エリザベスタワー”と改名されました。しかし当のイギリス人でさえビッグベンと呼んでいるので覚える必要はないと思います。)
浅野が撮影したビッグベン。ロンドンアイから撮影。


ではイギリス第二の都市はどこでしょうか?ここでバーミンガムの名前を出す事が出来る人は、学生時代にやった歴史の授業の記憶がまだ残っているか、常識のある人ですね。(出せない人が常識がないわけではありません)
バーミンガムは世界史上でも重要イベントである産業革命の中心となった場所です。後はスコットランドからエディンバラグラスゴー、イギリス北部のマンチェスター(最近はバーミンガムではなくマンチェスターを第二の都市とする人も増えているようです。)とリヴァプール、最後に浅野の住んでいるサウサンプトンを出せれば、「自分はイギリスの事を知っている」と自信を持っても大丈夫でしょう。ちなみにサウサンプトンは港町で、特にタイタニックが出航した街として有名です。
サウサンプトンの港は今でも多くの客船が出入りしています。



”ファッションに疎い”とされて来たイギリス人ですが、最近はそうでもないようです。
今イギリスを席巻しているのがSuperdry(極度乾燥しなさい)と言うブランド。
↑の無駄にクールな公式ページが腹立つ
Tシャツ3000円〜 ジャケット6000円〜 ダウン1万円〜 ぼったくりそこそこの値段します。
イギリスの国産ブランドで、創業者が日本に来たときに飲んだアサヒのスーパードライビールに感銘を受けて作ったのだとか。
か…堅い天候会社?気象庁の事?てかイケメンに何着せてんだ!

唐突に”会員証な” ”な”って何だよ!”な”って!

日本人からしたら笑っちゃうようなデザインが多いが、その人気は高くスーパードライは今やイギリスの若者のマストアイテムになっていて、持っていない人はいないくらい。イギリスは12月と6月にセールがあって、特に12月のセールはかなり大きくて、どこの店もセールをしてるんだけど、スーパードライはセールをやらない。
なぜならやらなくても客は来るから!!!と言うくらい売れてる。全くもって謎。
やっぱりイギリス大丈夫か?と心配になってしまう。



と、言う訳で、今日は知っているようで意外に知らないイギリスをお届けしました。
スーパードライに全て持って行かれたような気がするけど。笑

Cheers!
Dice

2 comments:

Jacqueline Kiyohara said...

Hi! It was good of you to show the map of Britain....I was born in Scotland, but many Japanese are not sure of where Scotland is...and don't realize until you mention England:)
It's good to let young people know what it's really like to live in a foreign country, and it may help them with deciding about what to do or where to go if they have future dreams and plans to live in a foreign country.

Unknown said...

Thank you very much indeed for your comment!
Yeah, I think many Japanese regard Scotland as an independent state.
That's our aim, so I hope we'll keep delivering this kind of information through this blog!