November 16, 2014

クラブG 06 「Gとその家族」



みなさんには大切な人達がいますか?


自分の大切な人同士って、やっぱり仲良くあって欲しいし、自分の「環」の一部として全部が繋がればいいなーって政岡思うんです。

でも、ぶっちゃけ難しい。

ゲイなんて別に関係ないじゃん!ってなってホットしたら次は言語の問題だったり、距離だったり、本当に理想とはかけ離れた現実。


「自分のパートナーを知ってもらいたい!」って気持ちと「そんなの無理か。」って気持ちが半々で、楽しみだったり不安だったり。


そんな中でいろんな人が日本にいた間「ロジャーさん」の事を気にかけてくれて、私は嬉しく思います。


特に家族って暖かいなーって

なんか、一人で遠出したことなんてない兄ちゃんが東京で合流してくれて三人でいろいろしたり、

俺が一人で出かけた時にロジャーの事心配して連れだしてくれた妹とその家族、

自分はリビングの床で寝て、シングルベットを男二人に貸し与えてくれた思春期の弟。笑


みんな優しいわー!

きっとそんな誰かにとっての当り前がどんだけ自分の背中を押してくれてるのかって、自分しかわからない。


いちいちネガティブな事言いたくないけど、実際に「絶対に嫌われる運命」の人っていうか、もう半端ないぐらいホモフォビックな人とか腐るほどおる。





「この人達超ホモフォビックじゃけ気を付けてね!」ってところからその人との関係がスタートすることもあるし、

オージーのクラスメイト達は何かとゲイを叩くの好きじゃし(全く気づかれてないのに気疲れ―寒しこ―)

親友って呼んでもいいんかな?って言える数少ない人のうちの一人に「ゲイだったら友達やめるわー。」って言われて「どうしよっかなー。」な時期もあったし。

今のとこ俺の人生は終わりよければ全て良しな方向に進んどるけまだやってられるけどどんなに強がっても、自分を正当化しても、「ゲイって言ったら引かれるかなー。」っていう気持ちって一生消えることが無いし、自分の前に立ちはだかるんだと思う。

自分が超有名な芸能人だったらメディアが勝手に「あいつはあんな感じの人らしいよ!」って色んな人に、それはもう世界中の人に勝手にカミングアウトしてくれるんじゃろうけど、そうじゃない政岡いちいち人と出会う度 ”Hi. I'm Hitoshi, and I'm gay.” って自己紹介せんし、なんかタイミングとか色々考えるとめんどくさいけん結婚指輪でもつけようかなーって思うよ本当に。(笑)


これって俺にとったらなかなか難しいトピックで、それは「ゲイ」ってものの捉え方がそれぞれで異なるけん。

例えば俺は

ストレート:普通な人たち。
ゲイ:普通なんじゃけど、ストレートと唯一違うところは誰とベッドに入るか。

って感じで捉えとるけん、自分の性的思考で他人に妨げられるのは

「コーラとペプシで言ったらペプシ派」って誰かに言ったら

「意味わからん、絶対コーラの方が美味しいけん。ペプシ派なんならもうこれからは近寄らんとって!」って言われとるのと同じ感覚。



って感じに捉えとるのは当事者の自分だけかな?

まぁ何が言いたいかって、そんな変な話ギャンブルのような人生で自分の本命がことごとく勝ってくれてよかった!


そんな感じなワタクシの人生、価値観、恐怖、喜び、使命。それらをちょっとでも理解してくれる人達に見せたい写真がいっぱいあるんじゃ!

































家族はもちろん自分の大学の友達と飲みに行ったりもしたし、ビザでもお世話になったえみにも二人で直接お礼が言えたし、本当に家族みたいに接してくれるえみジョン一家も知ってもらえたし、まさし君の家族とも一緒にお出かけして沢山お話できて幸せだった★


広島おった間の俺の一人行動と言語の壁でちょっとぐだったロジャーさんだったけど、「あれ?ロジャーは?」って聞いてくれた人達、気にしてくれた人達の優しさがスッゴイ響いた。


そういう「いつ次あえるかわからない人達の優しさ」と「スネ夫モード感満載だったロジャー」が自分の中で色んな気持ちを生んで。。。。。


最後の一日に政岡本気で怒ったんだ★

「俺がブラジルおった45日間に一度でもお前の友達や家族にそんな態度で接したか」って

「俺が家族と過ごす最後の日にふて腐れた奴おったら嫌じゃけ先に独りで大阪帰れ。」って

「残るか残らんかはお前の自由じゃけど今日一瞬でもふざけた態度、失礼な態度をとったら一生許さんけーの」って

あそこまで本気で怒ったの初めてだったかな?

でも、やっぱり自分の大事なモノを大事に出来ん人とはおれんなーって。それがどんな理由でも。

そして彼は一時間黙り込んだ後に「残る。」って。

結局謝りもせんクソッタレじゃけど最後自分の家族とお別れするときにブラジルで一回も泣かんかったロジャーが泣いとってちょっとは見直しました。(笑)


よく日本に帰ると「やりたい事は全部できた?」って聞かれる。

今回日本を出発する前日に至恩に行ったときにも聞かれたけどいっつも答えは一緒。

全然できてないなーって!

自分のやりたい事:

①家族みんなに次自分が帰るまで余韻に浸れるぐらい幸せを与える。

②そこにいてくれる友達に空いた時間を補うぐらいなデープな一晩を授ける(ピンクな感じでは無いです。)

たった二つしかやりたい事ないのに、いっつも達成できんで日本に帰るのって「やりたい事を達成できてない自分を再確認して残してきたものの重さを今一度噛みしめる。」為みたいになっとる。重たい(笑)


でも本当にそうで、じゃけえこそ純那ちゃん抱っこした時涙が止まらんかったし、日本を離れる時に感じるのって達成感じゃなくってちょっとした罪悪感じゃし。


もちろん喜びもあるけど!


人生って難しいね!

まだ思ったように飛べない未熟者じゃけど、助走は止めずに挑戦し続けるしか道はないんよね:)

って思いながら課題を終わらせた午前3時。


なんかいっつも自己採点低いくせに自分の事結構好きっていうちょっと変な政岡なんじゃけど、この一か月間で自分はアップグレードされたってのはスッゴイ感じるんじゃ!


やっぱその基盤っていっつも無条件に傍にいてくれるロジャーだったり、過剰評価してくれる家族だったり、「Hitoshi」じゃなくって「ひとし」を知っとる友達だったり。それって自分にとって本当に家族みたいな存在。だって家族って血の繋がりなんかじゃなくって、お互いのことを思いやる事。気にかけること。



言葉にするとやっぱり長くなるけど傍におれんとこういう気持ちの伝え方しないね!

長文読んでくれたあなた!ありがとう。そしてお疲れ様。(笑)


PS.あんなの「ロジャーがいーい!」も、俺の名前読んだこと無い晴成くんが「ロジャー」ってスカイプ越しに言ったのも、本当はとってもとっても嬉しい政岡でした。







November 8, 2014

33つのそうだったんだ(ジャパンEditin)


ちゃんと説明すると長くなるので今回日本で「えーここオーストラリアと違う!」と感じたことをサラッと。

①日本のコンビニは神。(ロジャーさんの一番好きな都道府県は、大阪。一番好きな場所はローソン。)

②携帯のSIMカードの入手難度は超S級。

外出中のピンチに焦ることなくいつでも用を足せるのはきっと日本ぐらい。

④用を足すと言えば、政岡論では「ウォシュレットは世界平和への近道」

⑤トイレの真横にコンセント。

⑥電車、地下鉄、新幹線での車内放送、および清掃。

⑦「お弁当」っていう存在自体。

⑧おしぼり。

⑨匂いのついたおしぼり。

⑩レストランのスタッフ呼び出しボタン。

⑪飲み放題。

⑫(他業に比べ)なぜか価格競争がほぼ無いタクシー業者とそれに伴う終電を逃す恐怖。

⑬スライスされた肉。

⑭台風。(ロジャーの家族が本気で心配しとったけど、私はブラジル在住のあなた達の方が心配です。)

⑮地震。

⑯募金箱の多さ。

⑰ゲイバーというものの定義。

⑱喫煙者に優しい国、ニッポン。

⑲基本みんな厚着。

⑳コンビニ、スーパーでお酒が買えるっていう革命。

㉑クラブには行くけど踊らんっていう根本的な選択ミス。

知らんおじさんのアフロの上で10人で乾杯っていう無礼さえ許される日本人の寛大さ。

㉓外出の翌日の服の臭さ。(タバコ煙草tobacco)

㉔日本の未成年の飲酒、喫煙大歓迎ポリシー。

㉕「この一円達、使ってください」っていうレジ際のマザーテレサ。

㉖警備員は基本奥手、そして弱そう。

㉗「ひょろい体育会系」っていうオーストラリアにはいない属種。

㉘進化とともに消えた男性陣の眉毛。

㉙ホスト。

㉚「ごめんなさい、ここカードは使えないんですよー。」

㉛All in oneさが止まらないドン・キホーテ。

㉜自動販売機パラダイス。日本の自動販売機(飲物のみ)の数はオーストラリア人口の10分の1。もうちょっとで一家に一台。笑

㉝住んどる時は気づかんかったけど「おもてなし」体制万全。


本当に良い国。誰かお願いじゃけニュージーランドと日本の位置交換して。


でも本当にオリジナリティーで言えばどこにも負けん国だなーって。

もうちょっとでオーストラリア来て3年になるけど帰る場所があるって素敵な事だなーってつくづく思う!

居心地のいい場所も悪い場所も、全部自分の糧になるように自律していこう!

November 2, 2014

携帯電話


ごきげんよう、読者の皆様。復帰第一弾となる今回はイギリスと日本の携帯電話事情を比較してみるのですが、それに先立ち、これまで長い間更新せずにいた事をお詫びします。何よりひとしにも迷惑をかけてしまいました。すいませんでした。


はい、と言う事で、今回は携帯電話編でございますよ、みなさま。

日本で生まれ育ち、20年間は日本で暮らしていた事もありまして、イギリスと日本のいいところを比べたとき、過去の記事を見ていた方々にはお馴染みだと思いますが、イギリスが日本に勝っているところは個人的には「ない」と言い切れます。が、しかし、強いて言えばこの携帯電話だけはイギリスに軍配が上がります。しかもイギリスの圧勝です。

まず日本とイギリスを比較したとき、日本には大手携帯会社と言われるのが3社しかない反面、イギリスには多くの携帯会社があり、自由競争の名の下に多種多様なサービスを提供しています。(と、言っても日本にもE-mobileがあったり、Wilcomがあったり、イオンがSIMカードを出したりと変わって来てはいますが、一般的な認知度で言えばまだまだです。)

日本は誰が言ったか『談合三兄弟』と揶揄されるほど、大手3社のサービス(主に価格設定)が似通っていますね。
こちらに来て携帯を契約するとき戸惑ったのが”パケ放題”なるものがないんです。携帯が普及し始めたとき、パケット使い放題を適用しておらず100万円などと言う高額な請求が来てしまった”パケ死”が話題にもなりましたね。大手3社のプランはパケ放題を基本としており、イギリスではそれを提供しているのが『3(スリー)』と言う業者だけなのには驚きました。
最大手のVodafoneも「4GB」「7GB」などと通信料は決められており、「Unlimited(パケ放題)」はありません。

こちらは2位のO2。同じく「Unlimited(パケ放題)」の表示は見当たらない。

使う量が決められて、イギリス人は一体どうしているのか。他のアクティビティーをしていると言う事か?電車で携帯をみんながいじっているのは日本だけとか言うし…と思ったあなた。違います。イギリス人も若者は日本と同じく1日中携帯をいじっています。ますます謎は深まるばかり?

この20GBとか5GBとか言うのはそれだけの量のデータを使えますよって言う意味なんですが、これを使い切ってしまうとどうなるのか?
「ネットを使えなくなる」と思ったあなた、残念でございます。正解は「ネットは使えるが速度制限がかかる」です。(速度制限がかかると、インターネットに接続するのに時間がかかって、ヤフーのページを開くのにも何分もかかってしまいます。)
そしてもっと残念なのは、これは日本でも一緒だということです。

au, docomo, soft bankの3社は1日に3GB、もしくは月7GB以上使ってしまうと速度制限にかかります。まぁこれはyoutubeとかで映画を大量に見たりしなければ全然問題ない数字なのですが、問題はこれをどの携帯会社も隠しているということです。
どこの会社のプランを見ても、使い放題の文字しかありません。でも実際は”(月7GBまでの)使い放題”です。LTEは早いですよー!とさんざん宣伝しておいて、使い過ぎたら速度制限。
まぁ、実際サイトや契約書に書いてある小さい文字を見ればわかることなんですが、意外に知られてないので書いてみました。こういう卑劣なやり口は日本っぽいなぁというかなんというか。

そして最近はいよいよLINEが主流になってきて、電話代でお金を取る事が難しくなってきたので、どこもが電話とネットが使い放題のプランを次々発表。
携帯端末を通じて金を搾り取ることを考えているだけはあって、上手い手段です。

まぁ批判ばっかしてても仕方ないので、とりあえず3社独占をやめて、もっともっと競争が激化してくれればな、と願っている浅野なのでした。

ちなみに浅野の携帯代は月2000円。