January 8, 2014

イギリス英語とは?表現編

はい、やって参りました。早くも二回目
イギリス英語とは?のコーナーです。
今回はイギリス英語独特の表現を色々ご紹介して行こうかと思っております。



Hi ya!
Hiのイギリス版。若い女の人がよく使うイメージ。アメリカでも使うと思っていたので、使わないと知ったときはビックリした。読み方はそのままハイヤ。


Are you alright? / You alright?
イギリスで最もポピュラーな挨拶。How are you?の変わりに使われる。友達、スーパーの店員、バスの運転手、どこでもYou alright?
最初聞いたときは、そんなに大丈夫じゃないように見えるかなぁと不思議に思った表現でしたが、今では常に出会い頭に使います。


Cheers!
前も説明しましたが、イギリス英語で一番使うと言えばこれ。CheersはThank youの軽いバージョン。気軽にどこでも、何かしてもらったらCheersを使いましょう。もちろん乾杯の時にも使います。


Mate
本来は仲間とか相棒とかって意味ですが、イギリス人は何でもかんでも語尾にMateをつける。
初対面の相手にもMate。発音はマイッって感じ。
例:You alright, mate?  Cheers, mate! 


Sorry
アメリカではSorryを多様すると不思議に思われるらしいが、イギリスではかなりよく使われる。
人にぶつかったり、迷惑をかけたらSorry、後ろを歩いている人が”Sorry!”と言った時は「道をあけろクソ野郎」と言う意味らしいです(イギリス人の友達談)また、相手の言った事が聞こえなくて聞き返すとき、アメリカではPardon?が一般的ですが、イギリスではSorry?が多用されます。


Lovely
いいね、素敵。そんな意味です。おばさんがよく使うイメージですがおじさんや男の人も言います。アメリカではそんなに聞けないと思われる。学校のオフィスに提出物を出したときに言われる事もあります。↓
例:Have you got register paper?  Lovely. (登録申請用紙持ってる?ラブリー。)


Brilliant
これも使いどころはだいたいLovelyと同じで、すごい、素晴らしいってニュアンスだけど、サッカーの実況とかでもよく使われる。自分が言うとなるとRとLを素早く切り替えないといけないので大変。
例:Where are you from?  Japan?  Oh, brilliant!(どこ出身?日本?すごいね!)


Rubbish
くだらない、ごみ、ダメと言った意味があります。アメリカでは多分TrashとかGarbageとか。
例:イギリスのテレビで可愛い女の子のサッカーファンが「レフェリーはひどかったね?」と聞かれて「He’s rubbish(彼はゴミね)」と答えているのが印象的だった。
まぁ直訳すると「彼はゴミ」だけどニュアンスとしては「彼はひどかったわね」くらいか。


Have you got~?
Lovelyのところの例で出しましたが、~持ってる?のDo you haveはイギリスではHave you got~?で表現します。友達同士ならもっと崩れてGot~?になります。
例:Have you got a pen?  Got a pen? (ペン持ってる?)など


Isn’t it? / Aren't you? などの付加疑問
これを使いこなせればイギリス英語スピーカーです。ちなみに俺はまだパッとは出て来ません。
~でしょ?といったニュアンス。イギリス人は何にでもこれをつけます。
例:Today is beautiful day, isn’t it?(今日はいい天気ね?)
      I can't speak Japanese, can I? (俺、日本語喋れないでしょ?)など。


またIsn’t it?系の付加疑問を全て片付けられる魔法の言葉がInnit?です
読み方はイニッ?って感じで、主語がHeだろうがTheyだろうがなんだろうがinnit?で片付けられます。主に黒人やインド系などの移民の人達が使うイメージです。アメリカで言うain’tにかなり近い気がします。



今回はイギリスでよく聞く、または使う独特の英語表現をお届けしました。ただ、今回は前回と違って、アメリカではあまり使わないだけで、全然使う人は使うし、全然通じます。イギリス英語ってこんな感じなんだ。って言うのを少しでも感じてもらう事が出来たら、嬉しいです。

Cheers mate!

Dice

January 7, 2014

4380日間



頑張っても頑張っても、思うように進まんくって。

しっかり息継ぎをして、目標に向かってただ突き進む事しかできなくて。

もしこんな中途半端なところで立ち止まったらいったい何人が俺を指さして笑うだろうか。

振り向くことが許されない状況の中で俺は自分のプライドのために命がけで進む。

「もう限界だ。」そう思ったときに今まで俺を支えてくれたみんなの顔が頭に浮かんだ。

その瞬間頭の中が真っ白になり、プライドを捨てた自分は息継ぎを諦めた。

すぐそこまで迫ったゴールラインは手を伸ばしても伸ばしても届かない。

「俺もここまでか。」そうあきらめかけた瞬間何かが俺の指先に触れた。

ゴールだ。


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人間って無意識に過去を綺麗に彩って、先の事は希望で満たして、今の自分を買い被っとる気がするんよね。

もちろん思い出は綺麗にしまっておきたいし、希望の無い未来なんて夢の無い人生ほどつまらん。

でも、自分のペースで、自分のタイミングで頑張ることを忘れちゃいけんし、美化した自分が鮮やかなイメージをもって飛び込んだ場所が思ったより深くって一生上がってこれんくなるときがあるのも事実じゃもんね。

過去の自分と今の自分、そしてなりたい自分、みんなで話し合って目標を定める。そんな事をふと思い出した今日この頃。



以上、政岡ひとし12年ぶりに25mを泳いだ感想でした。

明日も泳ぎにいこっと。



くだらん。

January 6, 2014

イギリス英語とは?

さてさて、ひとしが次々と新コーナーを誕生させているので、俺もここらで一つ。
その名も
イギリス英語とは?(ジャジャーン!)

三回くらいで終わる予定の短命コーナーです。(笑)
俺自身、まだまだ英語を学んでいる途中なので、勉強しながらのコーナーです。間違っていたらどんどん言ってください!あと、これは…?と言うのがあったら聞いてください。調べてお答えします。



さて、イギリス英語ってなんぞ?と言う事で、イギリス英語と一口に言うけれど、アメリカ英語との違いは?と言う事で、イギリス英語とアメリカ英語を単語の違いで見てみようと思います。ちなみに日本で教えられているのはアメリカ英語です。
今回は分かりやすくするため、イギリスをGB(グレート・ブリテン)、アメリカをUSとします。

サッカー
GB: Football
US: Soccer
サッカー学部として一番最初に持ってくるのはこれ。サッカーはイギリスではフットボール、アメリカではフットボールはアメフトの事です。「アメリカ人なんてバカばっかりに決まってる、あの足を全く使わないスポーツをフットボールと呼んでるんだぜ?」と言うのはイギリス人がアメリカ人をこき下ろすときによく使うジョーク。確かに、一理ある。
俺の学部は日本語ではサッカー学部、本当の名前はFootball Studies。


エレベーター
GB: Lift
US: Elevator
日本はアメリカ式なのですね。イギリスはリフト。エレベーターとエスカレーターを間違えちゃう人がいたら、これはありがたいかも?


休日
GB: Bank holiday
US: Public holiday/National holiday
イギリスで一番始めに聞いたときは銀行が休みになる日か何かかと思いましたが、公休日の事でした。ただ、公休日=銀行が休みなのが理由だそうであながち間違っては無かった。


GB: Tin
US: Can
缶は英語でもカンって発音するんだよと教えてもらって結構驚いた覚えがあります。しかしイギリスでは違います。Tin(ティン)です。ツナ缶はトゥナティン。誰。(笑)


GB: Queue
US: Line
列に並ぶとき、イギリスではキュー。アメリカではライン。イギリス人はキューを結構守ります。キューの順番を抜かすのが大嫌いです。さすが紳士な国ですね、日本もそこは似ています。


茄子
GB: Aubergine
US: Eggplant
最初はビックリしました。エッグプラントが店員さんに通じなくて、仕方なく歩いていると発見。しかし書いてある商品名はAubergine…?なんじゃこりゃ。と思って調べると、イギリスでは茄子はエッグプラントではなく、オウベジーンと発音するそうです。


1階/2階/3階
GB: Ground floor/ First floor/ Second floor
US: First floor/ Second floor/ Third floor
イギリスでは1階がグランドフロアになり、2階がファーストフロアになるので日本語で言うときはプラス1をしなくてはいけません。例えば俺は4th floorに住んでいますが、これは日本で言うと5階です。


ポテト
GB: Chips
US: French Fries
あのマックとかのポテトはイギリスではチップス、フィッシュ&チップスで有名ですね。アメリカではフレンチフライズ。日本はあの加工したもんを英語の原材料名で呼んでいるんですね。


ポテトチップス
GB: Crisps
US: Chips
アメリカでチップスと言うと、このポテチを指すわけですね。イギリスではポテチはクリスプス。


地下鉄
GB: Underground/ Tube
US: Subway
地下鉄はイギリスではアンダーグラウンドかチューブ。アメリカではサブウェイ。


地下道
GB: Subway
US: Underpass
アメリカでは地下鉄を意味するSubwayもイギリスでは地下道なんですね。ややこしい。


ガソリン
GB: Petrol
US: Gas / Gasoline
ペイトロゥって感じの発音です。ガソリンよりペイトロの方がペトペと感が出てていいと思うんです(笑)




ここに紹介したのはほんの一部。
まだまだたくさんありますが、イギリス英語とアメリカ英語は結構違うんだなぁと分かっていただけたら嬉しいです。
あと、ひとしのいるオーストラリアはどっちなのか、非常に興味があります。
イギリス英語寄りだと思うけど。

Cheers!

Dice

January 4, 2014

I Don't Care...



.....I Love It!(Icona Pop)


って感じでまたまた新コーナーです。この辺でコーナー新設はストップして次からはそれぞれのコーナーの続編へと向かう所存であります。はい。

こちらのコーナーはいたってシンプル。


You are what you love
Not who loves you
In a world full of the word yes
I'm here to scream



この詩を心に秘め、自分の好きなモノをただただ紹介していきます。僕の趣味に時間を費やしてくれる貴方、損はさせません。

(あなた)を(貴方)って漢字にしたら怪しい大人な響きに聞こえるのって俺だけ?(笑)


 「Fall Out Boy」彼ら中々カッコいいです。

昔すごーい好きだったけど一度活動休止をしてしまったFOBが活動再開と共に戻ってきたアルバム”Save Rock And Roll”の中の曲の一つで歌詞とメロディーがどちらも彼らにしては優しすぎるのもft. Elton Johnを聞いてなっとくな出来栄えです。

気になる貴方はベストのこちらをお試しください。


もう少しお勧めの曲/アーティストを上げていきます。


Simon Curtis 今僕の一番ハマっているアーティストです。


まず、Simon自体が素晴らしくクオリティーの高いアーティストなのですが、このアルバム”8Bit Heart”はストーリー、歌詞、比喩、音、曲、全てが完璧というか。

まぁしっとりしたい時以外ならこのアルバムをPLAYしとけば間違いない感じです。今のところ政岡の生涯ではアルバムのTotal評価としてぶっちぎりの一位でございます。

隠喩が得意な彼はメタフォーの神であり勝手に師匠という位置づけに僕の心の中ではなってます。(笑)


でも本当に本当にこれだけは聞いてほしいってアルバム。聞かないと損だと思う。


ついでにこの曲も。本当のエロかっこいいとはこういう事です。半裸で踊ることではありません。






次はネタ重視です。


Lostprophets 昔とっても輝いていた彼ら。


今でもたまーに聞きたくなる時があっていつかコンサートいけたらいきたいなーって昔から思っていた彼ら、解散しました。

その理由がグロイいいで書きません。でもまぁ歪んだ性癖ボンバーな感じ。そして有罪判決を受けた彼はもはや犯罪者。



気付けば顔まで犯罪者に。


曲を聴くたびなんか色々浮かんできて嫌な気持ちになる。イイ曲いっぱいあるのに残念。ってことでお勧めではなくただの愚痴でした。(なんやそれ)



ちょっとロックな感じが続いたんで最後にしっとりした雰囲気MAXなアルバムをお届けさせていただきます。


Wicker Parkっていう映画のサウンドトラックが素晴しい件。

邦題では「ホワイトライズ」になっていてインターネット検索もしないでTSUTAYAで散々探したのに見つからなかった三年前。 映画自体もいい感じなのですが、サウンドトラックが完全に映画を食ってます。ゆったりとしたドライブのお供に、眠れない日にそっと耳元で、あるいはワインを片手に。そんな一人でいるとき or カップルでゆったりしている時にもってこいでございます。



”Against All Odds”のカヴァーはたくさん聞いてきたけどこれが僕の中ではいちばんです。

お洒落なカフェなんかで流してほしいなー。これ流してくれるんならドリンクの値段二割増ぐらいにされても常連になるわ俺。

最後にちょっとだけお勧めな映画たちを紹介して終わります。

Source Code(2011)


邦題は「ミッション:8ミニッツ」


普段あんまり面白いだけの映画はお勧めすんのんじゃけどこれはなかなか面白い。
ちょっとした「Steins Gate」って感じ。

アメリ(2001)

アメリほどの映画の日本語付字幕がユーチューブにないってショックだなー。俺はこの映画をみた直後凄い幸せな気持ちになって友達にアメリの話したら「あれなんか不思議すぎて理解できんかったわー」って言われた事が信じられんぐらい理解できんかった大学二年の夏。これは必見。


アメリカン ビューティー(1999)


これは三本の指に入る映画。ミテ、ゼッタイ。
もう三回見たことあるけどまた見たくなってきた!


最後はこれ、Short Bus (2006)

これはねー一言でいえば「最高に美しいアダルトビデオ」

モザイクなんて一切無くって見えまくり。でもね、悲しくないのに最後には涙を流してしまう。そんな映画。



色んなマイノリティーが集って本気でいい映画、やりたい映画を撮ったらこんなに素晴らしい作品ができるんだーって感じ。

未知の世界に飛び込む勇気のあるあなたにオススメです!!!


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まぁそんな感じです。

これ俺も好きー」とか、「○○超面白かった!」とか「○○クソおもんないじゃん、お前ファッキンピノキオじゃの」みたいなコメントお待ちしてますm(_ _)m



一つぐらい試してもらえたら嬉しいな:)

じゃあみんないい一日を!

【タイトル未定】映画

「今日は映画を見に行こうと思ってるんだ。」俺は言った。

「映画ですか。いいですね。好きです。何を見に行くんですか?」橘が聞く。

「ちょうど今日公開になったデス・ノートを見に行こうかと思ってて。予告を見た感じはすごく面白そうだよ。僕はマンガも読んでるから結構興味があってね。」

「あ~。デス・ノートですか。実は…」橘は気まずそうな顔をしていた。

「あ、見ちゃった…?」

「…はい。すいません。私、マンガが好きなのですが、それを知っている関係者の方が試写会に呼んでくださって。で、でも二回目でもいいですよ!!」橘はそう言うと申し訳なさそうにニコッと笑った。

「う~ん…いや、それなら別の映画を見よう。『タイヨウのうた』なんてどうかな?」-常にプランB、またはCを用意しておく-これは近藤がよく言っている言葉だ。いつもは”何を言ってるんだコイツは”と思っていたが、今回は近藤に助けられた。

「あぁ、面白そうですね!実はあれ、私の友達も出ているんです。って言ってもエキストラで役名とかセリフはないんですけどね。」サラッとすごい事を言う橘。この辺りはさすが芸能人だ。

「お、おう。じゃあ決まりだね。でも映画館に行く前に一つお願いがあるんだけど、やっぱりサングラスくらいはしてくれないかな?どう考えてもバレちゃうし、男と二人なんてバレたら絶対マズいよ。」中学二年生ながらフライデーを警戒する俺。

「あははは。まぁ、それもそうですね。では。」そう言うと橘はサングラスを掛けた。あまりカモフラージュにはなってないが、ないよりはマシだろう。って言うかサングラス持って来てるんなら最初からかけろよ!そう頭の中でツッこんで、少し笑うと橘は

「あ、また頭の中で何か完結させましたね!ダメだって言ったじゃないですか!今日はそれ禁止です!」と笑いながら少し怒った。

「あ、ごめんごめん。了解。それじゃあ行こうか。」そう言っておれたちは三角公園から出た。今日はあまり考えすぎずに思った事はパッと言おう。そう決意した。



おれたちが見る予定の『タイヨウのうた』は、デス・ノートの人気に比べると少し落ちるが、人気アーティストであるYUIの女優デビューでしかも主役と言う超話題作で、デスノートと同じ、今日公開だ。そんな事もあってか、人はたくさんいた。


そして俺たちは長い列に並んでなんとかチケットを2枚買った。学生割で1000円、2枚分だと2000円を
俺が支払った。近藤によると1回目のデート代は”男が出すのが基本”らしいからだ。橘凛はかなり申し訳なさそうにしていたが、”男が1回目を出す”には理由がある。
なんでも1回目のデートで奢る事によって、女の子は申し訳なく思う。そこで会計のときにこう言う「分かった。じゃあ次は出してもらおうかな。」と。こう言うと女の子は納得し、次のデートの約束も取り付けやすいと言う事らしい。本当に近藤には助けられている。ヤツはそれを知らないが、自分の教えた事で俺と橘のデートを助けたと知ったらかなり怒りそうだからまぁいいだろう。


「あ、私、何か買いたいです。映画館に来た事があまりないので、映画を食べながらこの大きいポップコーン食べるのが夢だったんです!キャラメルと塩、どちらがオススメですか?」売店を見ながら橘は楽しそうに聞いた。キャッキャとはしゃぐ姿が小学生のようでかわいい。

「うーん、俺はいつもハーフ&ハーフを頼むかなぁ。いつもLを頼むんだけどあのLって意外に食べきれないんだよねぇ。…あるあるなんだけど、分かんないか。」不思議そうな橘を見ると、おかしくなって俺は笑った。

「そうなんですか?私は食べれる気がしますけどね。あ!じゃあここは私が出しますね。さっき言われてた”次”はこれですね」橘はにっこりと笑った。満面の笑みの彼女は自分が俺の”次のデート”への期待感を粉々に打ち砕いた事など知る由もない。



ポップコーンとジュースを買った俺たちは劇場に入った。席はたまたま真ん中の方が空いてたのでそこを取った。トイレには行きづらいが、映画を集中して見るにはよさそうだ。


俺たちが見たタイヨウのうたは、太陽の光に当たれない『XP』(色素性乾皮病)と言う病気を抱えた音楽が大好きな女の子が、たまたま彼女の家の近くを通りかかった少年に一目惚れをする。そこから彼ら二人の人生は大きく変わって行く、と言う物語であった。


病気が進行していって大好きなギターが弾けなくなるが、それならばとギター無しで必死に歌おうとする彼女、それを聞いて号泣する彼。そんなシーンで、ふと横を見ると橘凛が泣いていた。意外にこういうので泣く人なんだ、見た目の通りもうちょっとツンとした人なのかと思ってたんだけどなぁ、などと思いつつ、自分も少し泣きそうになった。特に主題歌の”Good-bye days”はとてもいい曲だった。




映画が終わり、やっぱり残ってしまったLサイズのポップコーンを捨てた俺たちは近くのカフェでコーヒーを飲みながら映画についての話しをする事にした。

「とてもいい映画だったね?」俺は聞いた。”第一に聞く姿勢”というのが大切らしい。…もちろん近藤が言っていた。

「はい、とても。」そう言った彼女はどこか寂しげな顔をしていた。
「…私、共感しました、あの主人公に。少し似ていると思って、彼女と私。」橘凛は言った。

「彼女ってYUIがやってた主人公?」

「はい。私はどこかに行きたくても理由もなしに外に出る事を許されません。そこにいるだけで周りがパニックになる可能性がありますし、変な事をしようとしてくる人もいます。なので外出にしろ何にしろ、何をするにも理由が必要で、父や母やマネージャーに言わなくてはいけません。私だってコンビニに普通に行って普通に菓子パンや紙パックのジュースを買って、みんなで飲んだり食べたりしながらわいわいしたい。けど、そんな事は許されないんです。何か買うくらいの用事ならマネージャーが代わりに行って買って来てくださいます。そもそも学校帰りはいつも送り迎えがあるので友達と帰る事さえ出来ませんけどね。」寂しそうに笑う橘。芸能人と言うのは意外に大変そうだ。彼女は続けた。

「映画を見ていて、こういう芸能人として自分の状況と、あの映画の彼女を重ねてしまいました。しかし彼女は病気で外に行きたくても行けないにも関わらず、たまたま通りかかった彼が気になって、必死に追いかけて告白しました。そして病気が進行してギターが引けなくなって声も出しにくくなったけど必死に歌った。何かをしようと、病気なんかに負けないようにと、必死にもがいていた。しかし私は普通の事がしたいと思う事は多々ありますけど、そのときにマネージャー、父、母に一回でも嫌だと言った事があったでしょうか。そう思うと病気とたった一人で孤独に戦っている彼女はとても立派だなぁって、なんだかそんな風に思ってしまって。」橘は遠くを見つめていた。

「そんな事ないよ。彼女は確かに立派だった。でも君も充分立派だよ。主人公の彼が言ってた「君の曲は皆に届いているよ、太陽に当たれなかった君がみんなの太陽になっているよ」って言うセリフ。あれは君にも当てはめられると思うんだ。」そんなセリフが咄嗟に出て来た。

「え?」橘凛はパッとこちらを見た。

「君は確かに普通の事は出来ないかもしれない。けどそういう普通とは違う橘凛を見て、魅力を感じている人はたくさんいるんじゃないかな。女の子は君をお手本にして、男は君に憧れる。それは普通じゃない君にしか出来ない事なんじゃないかな。まさに”普通の事を出来ない君が普通の人の憧れになっている”んだよ。それに芸能人なんて周りから受けるプレッシャーが同年代とは段違いだ。売れずに腐って行く子は売れる人の何十倍も何百倍も、もしかしたらそれ以上にいる。それなのに君はあそこまで人気で、あそこまで人々に求められてるじゃないか。それって素直にすごいよ。」

「求められるって…案外楽じゃないんです。」橘は言った。

「”求められている自分”と”本当の自分”には多かれ少なかれギャップがあって、みんな一人一人の中で”自分の橘凛”を作り上げて、少しでも自分の求めてる私と離れるとバッシングをします。例えそれが本当の私だったとしても。芸能人のキャラって言うのは事務所の戦略や時代の需要などから決まるものなので、私は”私じゃない私”を黙って演じなくてはいけない。なので、たまに自分がロボットみたいに感じる事もあります。」彼女はやるせなさそうに語った。

「ごめんなさい。こんな事、あなたに言ってもどうしようもないのに。でも、あなたがさっき言ってくれた言葉、すごく嬉しかった。それに今日、あなたが私に普通の事をさせてくれて、とっても嬉しかった。本当にありがとう。」彼女はニコっと笑いながら言った。彼女の笑顔は自分と同じ中学二年生とは思えない程キレイなものだった。

「いやいや、そんな事、お安い御用だよ。話し聞くくらいなら、いつでもするから、言ってよ。さて、これからどうする?」俺は聞いた。映画、カフェ、と来ると次はガストか?そんな事を考えていた。

「うん、そうね、あなたといるのは楽しいけど、実は今日、お父さんとお母さんにウソついて来ちゃったの。女友達と遊ぶって。だからもうそろそろ帰らなくっちゃ。」橘はいたずらに笑った。

「一回も逆らった事ないみたいな事言ってたのにウソついてるじゃん!朝サングラスせずに外出したのもちょっとした抵抗?」俺は聞いた。

「そうね。小さい小さい抵抗だけどね。いつもいつも公共の場に行く時に変装を義務づけられるのにはもううんざり。」彼女が笑う。

「そうか。でもパニックになっちゃうから、やっぱりサングラスくらいはしないとね。…よし、じゃあ家まで送るよ。」そう言うと彼女はまた笑った。改めて、普段は何千人、何万人に向けてやっている笑顔が今は俺にだけ向いていると思うとドキッとした。そして、いつの間にか彼女がタメ口に変わっている事に気づいて、嬉しくなった。普通の友達も悪くない、そう思いながら橘の家に向かった。


続く


January 2, 2014

2013年を振り返る

あけましておめでとうございます。
年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか。
イギリスは相変わらず寒くて外出したくない日が続きますが日本はどうでしょうか?体調にお気をつけてお過ごし下さい。


2014年を無事に迎えましたが、今年の目標を立てるにあたり、過去を振り返る事は大変重要です。
”今を知るために過去を学ぶ”と言う言葉がありますが、これはなかなか的を射た言葉であるなぁと思います。その過去があるから今の現状があるわけで、過去を知って行けば今の状況に繋がるわけです。さて、新年早々いい感じに小難しくなったところで2013年に学んだ事11と言う事で。パクリではありません。インスパイアです。(物は言いよう)


其の一・イギリスは遠い。

其のニ・サウサンプトンはかなり住みやすい町。

其の三・サウサンプトンFCはプレミアリーグのチームなのにファン対応とかがローカルチームみたい。

其の四・日本から出て分かる日本の良さ。

其の五・堺雅人のすごさ。

其の六・Steins; Gateは絶対に見た方がいい。

其の七・突如長い文を書く事に楽しみを覚える。

其の八・突如自撮りに目覚める。女子力。

其の九・突如22歳で仲のいい後輩が出来る。

其の十・街中でサウジアラビアの民族衣装は着ない方がいい。

其の十一・そう言えば俺はサッカーのコーチの資格を持っている。



上記の11個は一年をまとめるには11個はとても少な過ぎて、かなり迷って絞った11個です。
2013年はイギリスでの1~5月を過ごし、5~9月に日本へ帰国、9~12月にまたイギリスという忙しい年でした。花粉症から上手に逃げている自分。何かもう花粉症の辛さ忘れちゃったな。ていうかこのまま一生忘れたいな。笑


何回もこのブログに書いてる気がしますが、日本を出てから日本の良かったところ、すごかったところを発見してばかりです。日本のドラマやバラエティ、アニメをかなり見ました。音楽もたくさん聞きました。逆に日本の悪いところはあんまり思いつきません。強いて言うならばالثوبを着てたら変な目で見られるところでしょうか。どう見ても今年一番くらい良い写真です。ピューリツァー賞に送ればよかったくらいの出来です。ドンキのゲーセンなのにヤンキーが絡んできません。
彼の笑顔が殺伐としたドンキホーテ広島店にひとときの平和をもたらした。




今年はスコットランドのキルト辺りを着て帰ろうかしら。

これがスコットランドの伝統衣装キルト。

これ「全然普通のスカートじゃん、全然普通じゃん」って思うかも知れんけど(感覚麻痺)このスカートの下に何も履いちゃいけんって言う謎の決まりあるけぇね。スコットランド人ファンキーよ。ちなみにフィリップ王配(エリザベス女王の旦那さん)はこのキルトで座って大股を開いているところをパパラッチに激写されたよ☆
どこの国もマスコミと言うのは低レベルなようで。
低レベルながら王冠でモザイクをかけるセンスは◯




サッカー学部として、今一応コーチの資格は持っていますが、レベル1です。プロで教えるには最低でもレベル3が必要です。なので今年の目標としてはレベル2を先ずは取りたいです。


そして文を書く事は相変わらず楽しいです。このブログでの小説は交換小説なのでかなり、考えさせられます。文を書く練習にはすごくいいと思います。でもやっぱり進化するには批評も必要なので、何か思ったらコメントでもいいし、Facebookにメッセージでもいいし、リアクションを押すでもいいし、何かしらのリアクションが今年は欲しいです。是非お願いします。そしてその小説を書きながら、ひとしや色んな作品から色々学びつつ、今年の夏にやりたい大きなプロジェクトが自分の中にあるのでそれを形にして行けたらなぁと思っています。


2014年も良い年にしよう。
“Maybe it’s not my weekend, but it’s gonna be my year”の精神で生きて行きます。




それではみなさん、よい年始をお過ごしください。みんなで2014年を良い年にしましょう!

Cheers!
Dice.

January 1, 2014

今年学んだ10のこと







其の一・ブラジルは遠い。

其の二・シークレット・ボンバーは共鳴を呼ぶ。

其の三・自分のComfort Zoneから一歩を踏み出す事で得る物の大きさ。

其の四・最強の矛は最強の盾をも貫く。

其の五・永住権は高い。

其の六・自分そこそこ英語喋れる。

其の七・人を愛することの難しさと素晴らしさ。

其の八・人の目に映る自分。

其の九・等身大の自分。

其の十・自分のなりたい自分。


なんか刺激になる人との出会いが多かったかな:) 今までとは一味違った視線で人の事を見るようになって今まで見えてなかった良さとかが見えるようになったと思う。

それと同時に自分に必要ないものを拒む事を覚えた。都合のいい関係って本当に回収できんイカリみたいな感じ。俺は自分の背中を一度でも押してくれた人間は意地でも背負うけどみんなに作り笑いを振りまく人間よりも大切な人達を抱きしめる方に時間を費やしたいなーって:)

あとはポジティブなオーラをまとえる人間になろうと思うようになった。
「あんたがおったらクラスのみんながネガティブになるんよ」って中3の時に担任の先生に怒られたのが懐かしいな:)

オーストラリア一年目はワタワタしまくりでお金もなくって何事も思い通りにはいかんなーって感じでそれはそれでなんか「人生」って感じでよかったけど、二年目だった今年は生活のコントロールもいい感じで少し余裕もあって貯金もいっぱい出来てそれを3ヶ月の旅で一気に使い果たして(笑)。でも本当に人間として成長したと思う。きっと去年の自分は今の自分に少し憧れるぐらい人として成熟できた気がする。

なんかいざ振り返ると1500ドルだけもってオーストラリア来てまだ二年も経ってないんだなーってびっくり!

そして時の流れっていう一定にしか流れんモノを早く感じたりゆっくりに感じたり、時にはそれに悪意を持たせてみたり。そんな体感的に物事を吸収する人間とそれを巧みに操る詩人の言葉遊びにもびっくり!

まぁ今年は時間に悪意を持たせずに、幸せを着飾れる人間になれたらと。(引用)
その実現には”Today is gonna be a good gay, because everyday is a good day”の精神で生きることですね。


以上、

みんなにも自分にもいい年である事を願う政岡でした。



Ps.クローゼット野郎の友達にセクシャルマイノリティーに偏見ないとしか見られん感じの触れかたって言われたんじゃけど、俺ゲイじゃけ。付き合って三年ぐらいになる彼氏がいます。

あーすっきりした。(笑)