April 13, 2014

「この記事はきっとあなたをポジティブにさせるでしょう」の巻

やほ、半年のコースの半分が終わりました:)

初めは着いていけるかドキドキだったけどなんか今はこのコースを受けることにしてよかったなーと本当に思う。

海外で生きる事って、楽しいこともたくさんあるけど、大変なことも本当にたくさんあって、なんか今は辛い部分はだいたい乗り切った気がする。

初めに理解してもらいたいのは、留学と海外に住むって俺は別だと思っとる。

日本で自分で苦労して苦労してお金をためて留学!ってなら話が違うけど学生はどこまでも学生で、海外で学生っていうのはどこまでいっても修学旅行の延長だと俺は正直思っとる。

それは、留学って事に嫌悪感を抱いとるとかじゃなくって、自分の経験上。

初めは二か月だけオーストラリアに来て、語学学校に行って、自分は25万だけ出して後は親が払ってくれた。

その二か月って本当に毎日課題やりながら修学旅行しとるみたいな感じで、ネガティブな要素なんか何一つ無いって言えるぐらい素晴らしい経験をして日本に帰った。

四年間の留学とかだったら話は別じゃけど、一年程度の留学やワーホリでカルチャーショックやホームシックに負けてネガティブな経験をする人は自分の行動に責任を持ち切れてないいんだと思う。

でも留学の素晴らしい所って終わりがあるって所。

帰国したときネガティブな経験は人を強く、賢くするし、ポジティブな経験をした人は人生が変わる。

どう転んでもポジティブな結果が出てくるのが留学。もしお金があったら絶対おすすめな負けないギャンブル。

ごくたまーに、(ってか正直ほとんどな気も)海外で遊び呆けたあげく、その国に住めば一生そのシンデレラタイムが続くって勘違いして人生を失う人もおるけどそれはギャンブル、絶対負けないなんて勿論はったり。それもまた人生。

もしその留学に終わりがなかったら、修学旅行は閉店ガラガラ(古)若干気まずい人生のスタート。

まず家賃と生活費払わんといけんけんバイト探し。
学校で友達と使っとった時あんだけ楽しかった英語が楽しくなくなる。
日本語使えたらもっと自分に自信あるのに、っていう感じで言語バリアの餌食に。

そこで自分の可能性を狭めてしまって、新しいことにチャレンジするのが凄く凄く今まで以上に大きなチャレンジに感じて、次第にどんどん自分自身に自信がなくなっていく。

自信が無いけんあんま英語喋らんでいい仕事見つけて、なんだかんだそれで生活できるけんその生活が自分のComfort Zoneになって、そこから踏み出せん。


たぶんリアルな海外に住むってこんな感じだと思う!(笑)
賃貸の契約するときに書類にわからん単語あるだけで怖いし、
どんだけ上達したっていってもネイティブにはなれんし、
意味が分からん単語とかきっと五年後も毎日見る/聞くじゃろうし、
誰しもが少しぐらいは劣等感とか感じながら生きとんじゃろうなーって!

そんな感じだったけど、今のクラスを通して自分の英語に少しは自信がついたし、なにより移民として持つべきである価値観っていうのを学んだ気がする。

先生に一番初めに言われたのが、「このクラスに入れただけでもう生活するには十分な英語力はあるんじゃけNever say your English is bad. It's not. You better say that you want to have better English skills to grab more opportunities in your life.」これって俺ぐらいの英語力を持っとる人にとって一番言われて嬉しい言葉。

俺の先生は心理学の学位も持っとって何かと人の心を操るのが上手で関心する。

普段の生活の全部を英語でやって、それでも自信が無いことはたくさんあって。
二月から始まる予定の映画の勉強も凄く凄く不安で、もしこれが日本での映画学校だったら誰にも負けずにぶっちぎりの成績を収める自信があってもきっとこの国では120%の努力で初めて”平均”になれるんだなーって。

そんな時に「今の自分の英語力だったらできん事はないよ」っていう一言の効果って信じられんぐらい大きかった!俺にとってはそれは今一番聞きたい言葉だった!

でもね、俺は言語っていうものを一度失ってその大切さを知ったけん、今そう思えることができるし、20年間当たり前だとおもっとった日本語を当たり前に話す自分っていうものをなんの評価もしてなかったけど、それって凄いことだと思う!

海外である程度全く日本語使わずに過ごして日本に帰ったら自分の可能性って無限大なんだーって俺は思った。

今まで自分を囲っとった障害物がぜーんぶ消えた感覚。


もし日本で生きていくってなって、日本語を完璧にマスターした自分がおる。
それってやる気があればなんでもできるって事だと思う。
今の時点で何のとりえも無いって思う人も5年間本気で勉強したらだいたいなんにでもなれるし、もし自分がもう手遅れって思うんなら、この先も色んな障害物に囲まれながら生きてであろう俺に謝罪するべきだと思う。(笑)

いや、でも本当に競争競争な世の中でそう思うのって難しいかもしれんけど、自分を諦めてない人って強い。

子供がおって自分はだらだらしてられん人
特別な理由があって色んな人を見返したい人
譲りたくない目標がある人
何にもない人だって何かを見つける為に頑張ればいいと思う。

このテクノロジーで満ち溢れた21世紀って、欲しいものはだいたい手に入るし、見たい番組は選択して選べるし、娯楽なんて腐るほどあるし。

でも今俺が勉強中のオーストラリア人ジャーナリストが言っとったけど、退屈ーって言いながらテレビ見とる人たちってこの世にいくつその人の人生を彩る事実があるかを知らんけん可哀想って言いよった。

見たい情報だけを、聞きたい情報だけを得れれる世の中でその情報に閉じこもって生きとるって事を人々は気付いてないって。反対意見の大切さを忘れとるって。

データが情報じゃないし、情報が知識じゃないし、知識が賢さじゃないって

都合のいいデータだけが手に入る現代社会で、選び抜かれたデータだけが情報になって、その情報を色んな角度から見て初めてその情報に価値が生まれて、その選び抜かれた情報をいくつも集めて知識を得て、その知識を考えに考え抜いて極たまーに賢さが生まれる。

自分のテリトリー外の事に興味を持てる人って一生退屈にならんと思う!俺なんかいつまでふらふらするんやって人生送っとるけど真剣に自分が10人ぐらいおってそれぞれが別々の道を歩めたらなーって思うぐらいやりたい事いっぱいあるし、知りたい事で溢れとる。

まぁ話だいぶそれたけど何が言いたいかって今の世の中自分の周りを自分の好きなモノで固めるのは簡単じゃけどそれにはそれなりの代償がある。
そんでもってその代償に囚われて自分の可能性に気づいてない人がスッゴイ多いと思う。



まぁ「たいがい長くない?」ってここまで読んでくれた人達は思い始めとるけんここでストップするけど一言で言うと


なんでみんなもっとやりたい事に、なりたい自分に貪欲に生きていこうぜ。っていう事でした。


二月にあんま怯えんでいいようにこの半年間いっぱい自分の殻を壊していこーっと!



April 12, 2014

【Cherry】選択

「一週間お仕事をお休みする許可がおりたので来週は学校に行かせてもらいます:) 橘」

あんなに多忙な人が休み時間を学校に使うってどういう事なんだよ、と思いながらも久しぶりな橘凛の登校はやはり楽しみだ。

「珍しいね。何々、スキャンダルが出たりするから?(笑)」さり気なく橘の恋愛事情を探ってみる。

「親が仕事続きで心配になったらしくたまにはお休みをってマネージャーにお願いしたみたいです。私も最近忙しくって疲れてたんでたまにはハメをはずそっかなーって:)」

ハメを外す=学校に通う。やっぱり理解できないなーこいつと思いながらもそんな橘とのやりとりの懐かしさに寂しさを覚えた。

「もし時間があったら近藤たちも誘って5人で街にでも出るか?」送信した後に東京の橘に対して広島の本通りを街呼ばわりした自分に誰からも突っ込みが入らない事で恥ずかしさは増した。一人放置プレイだ。

そんな時に携帯がなった。メール受信音ではなく電話受信音。石川からだ。

「もしもしー、どうしたの急に?」

「あのさー、ちょっと暇だったから。何してるの今?」石川が暇だからって電話してきたことなんて一回もなかった。まだ近藤たちは何かを企んでるのかと自然に俺は思った。

「ちょうど橘とメールしてたんだ。あいつ来週学校来れるって!それにせっかくだから近藤たちも誘ってみんなで出かけようと思うんだけどどう?石川は週末部活は?」

「。。。。。」

数秒間間が空いて電話が切れた。

「ごめん、なんか電波悪いみたいだからまた今度!:)」石川から入ったメールはやけにそっけなかった。

―――5分前、近藤宅―――

そこには近藤と石川がいた。

「じゃあ何、せっかく俺が上げたチャンス全く活かさなかったって事?」

「チャンスって、あんなにいきなり二人っきりにされてもどうしていいかわかんないわよ。」

「これだから中学生は、、、しかもペンギンのマスコットってお前らは小学生かよ。俺はもっと刺激的な報告を期待してたのになー!」

「きっとあんたみたいな人には私みたいに純粋に誰かを好きになるってできないんでしょうね。」そう言われて近藤の顔つきが変わった。

「これがラストチャンスだからな。今すぐ告白しろ。」そういって近藤は石川の携帯で勝手に電話をかけた。

自分の背中を押してくれる誰かがいないと気持ちが伝えられないと思っていた石川にとってこれはまんざらでもないチャンスだった。

電話をし始めてすぐ照れた表情で「暇だったから。」っと言った石川の表情は少しの沈黙と共に濁っていった。

突然何も言わずに電話を切った石川を心配し近藤が話しかけると石川は泣きながら話し始めた。

「どうすればいいの?二人きりでいる時さえもゆうきは私なんか見てないんだよ。告白ぐらいして新しい気持ちで次に進みたいって、いっつもゆうきを見るまでは私も思ってる。でもきっとゆうきは目の前で泣き崩れる私を見て初めて私って存在に気づく。それまでの私は凛ちゃんじゃない人。きっとゆうきは自分がそう思ってることに気づかないぐらい凛ちゃんしかしてないもん。私だって。。。バカだよね。なんで雑誌の表紙を飾るような人と自分が競えるなんて思ってたんだろう。本当におかしいよね。」

泣き崩れていく石川を近藤がそっと抱きしめた。
「俺はお前を見てたから。」
「ずっとゆうきを見てたお前の横顔だったけど、見てたから。」

こうして石川は初めて異性と一夜を共にした。

続く。



April 6, 2014

『イースター』とは?

こんにちは、イギリスでも花粉症の症状が出て困惑している浅野です。

さて、英国では今週からイースター休みに入りました。
冬休み、春休みはそれぞれ日本語と同じようにWinter break (Holiday), Spring breakと呼ぶ事も多いのですが、それぞれにある大きな休日をとって、Christmas break, Easter breakと呼ばれる事もまた多いです。

クリスマスは分かりますよね。12月25日のキリストの誕生日です。
では、イースターとは?日本にはあまり馴染みがありませんね。
クリスマスは日本語で『聖誕祭』、一方、イースターは『復活祭』と言います。
じゃあ、いつか?
今でしょ!

…ではなく、イースターは毎年変わります。


毎年変わるってどう言うこっちゃ!?
と思うでしょう、私も思います。
調べたところイースターは「春分の日の後の最初の満月から最初の日曜日」と325年のニカイア公会議と言う会議で定められたそうです。1700年くらい前に決まったんですね。驚きです。
だいたい3月21日~4月24日の間、年によって最大一ヶ月前後ズレが生じる事もあるんですね。

去年、2013年のイースターはイギリスでは3月31日でした。今年は4月20日です。来年、2015年は4月5日。
大学のイースターブレークはこのイースターがある週の2週間前から始まり、3週間続いて終わります。つまり今年はイースターが4月20日なので今年は4月7日の月曜日から、4月27日までがイースターなわけです。

さて、この復活祭とはそもそも何なのか。
日本では、クリスマスが一番大きなキリスト教イベントだと思われがちですが、本当に一番のイベントは、この復活祭です。
キリスト(教)が有名になったのは、彼が十字架に架けられ、死んだあとに、復活したから。
その復活を祝うのがこちらの日。よって文字通り、『復活祭』
そのため、イースターでは”新しい生命の象徴”である卵が超重要アイテムとなります。
昔は卵に色んな色を塗ったりしてプレゼントするのが主流だったらしいけど、最近はもっぱら卵型のチョコレートが主流。
大英帝国での一番人気のチョコエッグはこれ。中に白い甘いクリームが入ってる
70p(100円)くらい。


そのためイギリスでは、食器コーナーに、「卵置き」なるものが置かれています。
こちらはIKEAで購入。£1(170円)くらいです。

俺は、アクセサリー置きにちょうどいいので、時計とかを置いてます(笑)

最近ではイースターを祝わない日本人でも欲しくなっちゃうような可愛いエッグスタンドも増えてるんです。
中世の騎士が卵を守ってくれる。
食卓がオシャレに可愛くなりますね。日本でも多分購入出来ると思います。


さて、イースター当日ですが、ここイギリスでは、カード、プレゼント交換、ローストラム食べたりと言うのが伝統的な過ごし方ですが、こういう事をする人は年々減少傾向にあるらしく、ただの行楽として捉えている人が多いようです。と言っても、各地に子供向けにエッグ・ローリングやエッグ・ハントなどのイベントなども開かれます。
ちなみにエッグ・ローリングは字の通り、卵を転がす遊び。
エッグ・ハントも字の通り、派手に装飾された卵を探す遊び。
どっちも日本でやると「食べ物で遊ぶな!」と怒られそうですね(笑)

こっちは学期が5月で終わるので、イースター後すぐテストがあるので、休みではあるんですが完全に気は抜けません。クリスマス休みもそうで、クリスマス休み明けにテストがあって1学期終了なんです。詳しく説明すると…

[ 1年の流れ ]

9月終わり、または10月の始め、新学期スタート!
↓
10、11月、通常授業
↓
12月15日くらいからクリスマス休み
↓
1月5日くらいに休み明け。怒濤のテストラッシュ!
↓
1月15日くらい、1学期終了!間髪入れず2学期始まり。
↓
2、3月、通常授業
↓
3月終わり、または4月始まりくらいにイースター休み
↓
4月後半くらいに2学期再開、怒濤のテストラッシュ!
↓
5月前半、テスト返し、1年間終わり。


休み明けに怒濤のテスト連続って、休みなのに休めんわ!
イギリスは好きだけど、このシステムだけはちょっと気に食わんな。笑

さて、話しが逸れましたがもう少し続けます。
キリスト教徒にとって一番大切なお祭りはイースターと言う事は分かった。じゃあ何で、日本ではクリスマスの方が有名で、イースターは無いに等しいの?と言うところを見てみましょう。

そもそも、初期のキリスト教徒(紀元3~4世紀)は逆にクリスマスを祝っていませんでした。クリスマスを祝うようになったのは、産業革命後くらいと言われています。最近なんですね。チキン、もみの木などがメインなので、ケンタッキーなどの企業が参入しやすかったと言われています。そして冬の雰囲気と相まってロマンチックな、キリスト教徒ではなくても参加可能なお祭りとしてクリスマスが変化した一方で、イースターは先ほど述べた通り、1700年前に日付を正式に決定するなどして、大々的に祝われて来ました。しかし、キリストの復活祭と言う事を考えたらキリスト教徒以外には少し取っ付きにくいのは確かですね。信じてない日本人とかからしたら復活て。ってなりますし(笑)

渡すのが卵と言うのも微妙なところですね。高級烏骨鶏の卵をプレゼント、とか言ってもなんか滑稽ですし、チョコエッグをプレゼントしようにも2月のバレンタインと被ってしまう上に、卵型限定な分、バレンタインの方が多種多様なプレゼントが出来ます。
こういう事を考えても、イースターはキリスト教徒だけ、クリスマスは全員で。と言う流れになっているのは自然な事ではないでしょうか。

さて、途中は完全に大学の愚痴でしたが、今回は日本ではあまり知られていないイースターについて書いてみました。ではまた。

【今回のまとめ】
  • イースターはキリスト教最大のイベント
  • イースターの日は毎年変わる(春分の日から見て最初の満月から数えて最初の日曜日)
  • イースターでは新しい命の象徴である卵が重要アイテム
  • 卵で遊ぶと言うのは日本文化的に多分NG
  • 浅野はイギリスの大学の日程の組み方が気にいらない
  • 復活祭と言う経緯を考えればキリスト教徒以外にウケないのは自然
  • 烏骨鶏(うこっけい)の卵をプレゼントするのは滑稽(こっけい)
  • 企業はどちらかと言うとバレンタインに重きを置いていると思われる


これであなたもイースター博士。多分。笑

Cheers!

Dice

March 30, 2014

【Cherry】アクアリウム

日曜日、俺は駅に呼び出された。俺は10分前行動5分前集合が常識と言われる日本で、更に早い20分前行動15分前集合を心掛けている。これは几帳面と言うよりは、ただ単純に、人を待たすのは気持ちが悪いのだ。

今日は水族館に行くらしい。この水族館は元々昔からあったのだが、ついこの間リニューアルオープンした。ロンドン水族館をモデルにしたと言う現代的な外観、家族、子連れ、カップル、一人、誰と行っても楽しめる展示の仕方など、この街を代表する観光地に生まれ変わったようだ。ちなみにこの情報は橘の冠番組で学んだ。

そうして待っていると石川がやって来た。柔らかい花柄のワンピースに大きなベルト。花祭りのときと全く同じような格好をしていた。それを指摘しそうになったが、俺は言葉を飲んだ。
「あれ、今何か言いかけた?もしかして「可愛い」だったりして」石川がいたずらっぽく笑う。やれやれ、と思いながらも石川ごときを相手に少しドキッとしてしまったのはきっとテスト勉強が一段落してしまった油断が原因だと思う事にした。
♪♩♫♪♩♫~ 石川の携帯から倖田來未の『恋のつぼみ』が流れる。なんとも中学校の女子っぽいチョイスだ。
「もしもし~。あ~、何やってんの?もうゆうきとわたし駅いるけど…って、え!?ちょっと待ってよ!いやいやいやいや、意味分かんないから!いや、じゃあねじゃなくて!本当ちょっと待って!…切れた。」
「ん?何かあったのか?」間違いなく何かあったのは明らかだが、俺は聞いた。
「近藤と茜、来れなくなっちゃったって…。」やられた、近藤め。

そもそも、今回の日曜日は近藤が提案したものだった。あいつから何か提案するなんて、らしくないとは思っていた。4人で会う時は、だいたい蒼木さん、石川発信で、稀に俺が何回か提案する事もあるが、近藤から言い出した事なんて無かった。そして、近藤が直接俺に言うのでは無く、石川伝いに俺に言うのも今考えるとおかしかった。

「はぁ、バカらしい。お前と俺の二人だなんてダルいし、帰ろう。」俺が言うと石川は下を向いた。俺は嫌な予感がした。そしてそれは的中する。
「チケット…」街の喧噪にかき消されそうな小さな声で石川が呟く。
「え?」思わず聞き返す。
「チケット、近藤がわたしのとこに来て茜とわたしの分だって2枚くれたの。」
今あそこの水族館は人気過ぎて、水族館としては異例の人数制限を行っているらしく、取るのが少し難しいらしい。それを2枚キッチリ準備するとは近藤は流石だ。って、関心している場合ではない。
「4人で行くのにわざわざ2枚だけを渡すなんてどう考えてもおかしいだろう。」
「今考えるとおかしいけど、受けとったときは全然気付かなかったのよ。」石川がこう言うのは仕方のない事だ。友達の行動を疑うなんて、コイツには特に無縁の話しだ。
「よし、じゃあそれを水族館の外で買えずにいる人に売ろう。」我ながらなかなかの案だ。
「最低・・・。」石川の目が少しマジになった。
「冗談だよ、冗談。ははは。…さて、どうするか。」
「と言うか、わたしと行くのそんなに嫌なわけ?」石川が不満げに聞く。
「いや、嫌じゃないけど、何かダルいと言うか。」
「世間ではそれを嫌って言うんじゃないの?」石川の怒濤の追求は国会議員さながらで、冷や汗が出た。
「いや、嫌って言ったら言葉が強過ぎるというかさ…」これは俺の正直な気持ちだ。何でコイツは同じ幼なじみの女子と改まって二人きりでデートスポットでもある水族館に行ったりする気怠さと言うか照れ臭さが分からないのか。
「よく分かんない。せっかくだし、行こうよ。わたし、実はずっと行ってみたかったんだ☆」色々考えてしまうタイプの俺とは真逆でコイツは何も考えないタイプだ。それにさっきの近藤との電話からのこの切り替えの早さはドルトムントのゲーゲンプレスさながらだ。と、言っても誰も分からないか。これ以上文句を言っても石川の機嫌を損なうだけなので、俺は石川と水族館に行く事にした。

水族館はさすがは出来たばかりと言った感じで、綺麗だった。水の青が反照して、幻想的な雰囲気を作り出している。
石川と俺を気まずくさせたのはそのカップルの多さだった。カップルが大勢いて、2組、幼稚園か保育園の団体がいたが、”一人でも楽しめる”との触れ込みにも関わらず一人で来ている人はいなかった。
それを見て石川は今更少し恥ずかしそうな顔をしていた。
「お、お土産…そうだ、お土産!」気まずい沈黙を、石川が打ち破った。
「お土産?」
「お土産買おう、近藤と茜に!」そういうと、石川はお土産ショップに走って行った。リニューアル前はほんの少しのスペースしか無かったと言うのに、お土産スペースはかなり広くなっていた。
「見てみて~このぬいぐるみ可愛くない?」石川は持っている自分の上半身から顔まで隠れてしまうくらい大きなイルカのぬいぐるみを持っていた。
「そんなもん置き場に困るだろ…」
「部屋にぬいぐるみを置けなくなったら、もうそれは女の子じゃないよ!」分かるような分からない持論を展開した石川だったが、持って帰るのが大変そうと言う理由で買うのは辞めた。あんな大きなぬいぐるみと一緒に帰りの電車を共にする事にならなくてよかったと思った。
「これ、可愛くていいじゃん?4つ買っちゃお!」そう言って石川が持っていたのはストラップだった。この水族館で人気のペンギンのものだった。
「4人でお揃いにするのか?」
「何よ、また嫌なの?」不満そうな石川は、クラスで誰に見られて”お揃いなんだ~、へ~”とか言われたときの事を考えてないに違いない。まぁ反論するのも疲れるし、いいか。と言う事で俺たちは4つそのストラップを買って、帰った。

帰って社会のノートを見直していると、携帯が鳴った。
E-mail From 橘凛


さっきつけたばかりのストラップがぶらぶら揺れていた。

March 29, 2014

サマータイム

こんにちは。
日本に帰りたくて帰りたくて震えている浅野どす。

イギリスでは今日からサマータイムが始まります。というか始まりました。サマーってまだ3月なのですが、まぁ細かい事は気にせず(笑)
アメリカなんかではデイライト・セービング・タイム(DST)なんて言ったりするらしいです。オージーはどうなんかな?まぁとりあえずイギリスではサマータイムと言っています。
サマータイムを導入をしている地域としては、アメリカ、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルがあります。


サマータイムって一体何よ!?と言う事なんですが、夏の間に太陽の出ている時間を有効に使おうぜ!って事で時計を1時間進める制度です。1時間進めるってのは、日本より経度が高い国では日が早く出て早く沈むので、小さいようでめちゃくちゃデカいんですよ。
例えば、ここイギリスでは、今日3月31日からサマータイムが始まります。ちなみに終わるのは10月です。
3月30日(日曜日)の午前0:59から一気に2:00になります。1:00~1:59が飛ばされるわけですね。最近はサーバーに繋がっている時計が多いのであまり心配ないですが、手動のめざまし時計などを使って起きている人は注意が必要ですね。
さっき、1時間はめちゃくちゃデカいと言いましたが、例えば昨日(3/29)までは日の出が5:50で日の入り18:30くらいのところが日の出が6:50、日の入りが19:30になるんです。夜7時に暗くなり始めると言うのは外での活動時間も増えますし、光熱費の削減、犯罪なども減るみたいです。

日本との時差は9時間のところが8時間になります。

さて、欧米諸国では当たり前のこのサマータイムですが、日本では何故導入しないのか。
色々理由があるようです。例えば、サマータイムにより日照時間が長くなり、犯罪を未然に防ぐ効果があると書きましたが、日本では、別に暗い時間に公園を通っても犯罪に巻き込まれる確立はかなり低いです。
あと、日本の夏はかなり暑いです。じめじめと言うか蒸し蒸しと言うか。こっちの夏は爽やかなスッキリした暑さなので日照時間が増えるのはスポーツなどして汗を流したりして楽しめますが、日本では「日が照ってる時間を1時間延長って何の罰ゲームや」となりかねません。
また、日照時間が増える事により、打撃を食らう日本文化もたくさんあります。花火などの夏祭りイベントは7時に開始出来るところを8時にしなくてはならず、警察や地元住民への配慮などから3時間やるところを2時間に減らしたり、と言った事になりかねません。

花火、楽しみですね。花火に対する浅野の考察を過去にFBに載せたんですが、今見返してみるとなかなかイイので載せときます。(自画自賛(笑)と言うかこのままではあまりに記事が短いので…笑)

今まで花火ってよく分からない、なんで行われてんのか、何が綺麗なのか、何で集客力あんのか、どこに需要があんのかって思ってたけど…

今日洗い物してるときになんとなくシドの夏恋を歌っててサビの♪打ち上がる花火を横目に…♪って言うとこで俺の頭の中に去年、福山に見に行った花火がパッと浮かんで、それはとてもノスタルジックな気持ちになった。

青春って誰もが通る道で、絶対に一つや二つ(それ以上)良い思い出を持っていて、やる事が何でも楽しくて、新鮮で、貴重で、毎日が輝いてた、でもそれに気づいてなかった日々、それが青春だと思う。
みんなあの頃に帰りたいと思うけれど、でもそれには”学校”の存在が必要不可欠で、社会人になったら青春を味わうのは難しいわけで。

けど花火大会って学校のない社会人が青春時代に戻れる数少ない場所というか。
大勢の人、屋台、楽しい雰囲気、打ち上がる花火、それを見る人の横顔…
花火って見てるときももちろん綺麗だけど、思い出としての花火はそれはそれは美しいもので。
あー、花火ってこの為にあるんだ。って思った。違うかもしれんけど、少なくとも俺にとっては、一番最新の青春、それが花火、最も美しい記憶。



















写真はそんな感動で目から花火を出した俺(笑)


今となってはこんなもん書けんな。

Cheers!

Dice

March 28, 2014

オーストラリア(笑)


オーストラリアの動物たちってコアラとかカンガルーとか可愛いイメージばっかあるけどBuzz Feedの

37 Pictures That Prove Australia Is The Craziest-”Let’s count the ways Australia is trying to kill all the Australians”がリアルなオーストラリアっぽくっておもしろい。



カソワリーっていう鳥なんじゃけど写真のは結構小さめで大きいやつは85kg、190 cmぐらいあるらしい。爆

オーストラリア中を旅した友達が実際に野生のカソワリーを目撃したんじゃけどその人によると
「あれは鳥じゃなくって恐竜。わやジュラシックパーク」とのこと。



モグラコオロギ。
嘘みたいな本当の話。
存在自体がなんでやねん。

ちなみにオーストラリアのコオロギたち、ちょっとコオロギにしては大きすぎてフツーにただのゴキブリ。震


どう?謎じゃないこの国?(笑)

他の動物たちもチェックしたい方はこちらへどうぞ。




俺はあんまり大自然って感じの事してないけん数匹の毒グモ発見したり毛むくじゃらの大きいクモ顔面のから10センチとこで発見して魂抜けそうになったぐらいかな!



二週間後のNorthern Territoryではきっとドッキリな体験もできるはずなんで死なない程度に面白い話ができるような体験ができればいいな:)



あ、急に学校の話になるけど昨日スピーキングは成績もらって1から5段階評価で4だった。

クラスにおるネイティブが5(IELTS9に相当)。インドで英語の大学院出たやつが4.5。イギリスに数年滞在、中国で英語の先生8年間やってましたって子は俺と同じく4。なぜかおるネイティブは省いてクラスでトップ3に入れたんでよしとしましょう。学期終わりには絶対4.5とってやる:(


勉強もひと段落つき気持ちを改めようと髪を切った。誰か一人ぐらい褒めてくれるかなって思いながらクラスに入ると前日3時間睡眠だった為みんなが顔が疲れとるって。髪には一切触れん(笑)





疲れとるっていうか、シンプルに老けとるわこりゃ。


でも今の老けド+寝不足を足した自分そこそこ安く軌跡を呼ぶダイナモっぽい整形できそう。

鼻とか結構似とる気がせんこともない。(笑)

ってかその前に軌跡を呼ぶダイナモとか絶対誰にも伝わらん。


ジェラード昔大好きだったわー。(笑)


なんか無駄にときめくわーって思っとったらそういうことだったんかーっていう8年越しの発見(爆)


もう色々何の話?って突っ込みが聞こえる。w



まぁこのままいくと終わりが見えそうにないんで最後に最近はまってる曲を二曲紹介して終わります。



最近この曲がずっとずっと頭で無限ループ再生されてます。


美男美女の彼らはプライベートでもパートナーで最近婚約をしたんだとか。


ビデオもはてな可愛い感じ。ぜひ。


続いては




色褪せない名曲ってこういうやつよね。
ドナサマーもまさかまさか2014年に22歳の日本人青年が自分の曲をブログ上で紹介するとは予想してなかったじゃろうね。(笑)



あ、あとくば情報によるとドナ.サマーと木〇実ナナは片親が一緒なんだとか。
これ絶対誰にも言っちゃいけんよ!




素晴らしい画質悪さを飛び越えて色気を漂わせる木実〇ナナ先輩に乾杯。(ぜったいやっちゃいけんアナグラム)



おやすみなさい。








March 23, 2014

自慢させて下さい。

俺が目指しとる所に辿り着くためにはすべての事を当たり前に他に人たちより上手に、完璧にする必要があるけん小さいことでいちいち喜ぶのはあれな感じもするけど、ちょっぴり嬉しいことがあったんで報告です。

二か月前に提示されたオーストラリアの政治的なホットトピックの中から一つをそれについての論文とプレゼンテーションをするっていう、ここ三か月の集大成みたいな課題があって金曜日が僕のプレゼンテーションの発表日でした。

トピックは”Gay Marriage Should be Legalized in Australia”

今まで課題に一時間以上かけたことなかった政岡が二か月間日々の勉強と並行してトピックについて調べて調べて考えて考えて、どういうアプローチが効果的かなーって

自分がやりたいことが偶然課題のひとつとして手元に転がり込んできて、せっかくのチャンスを100%ものにしたいなーって

クラスメイトの価値観を一人でも多く、少しでも大きく変えれたらいいなーって

そんな二か月が過ぎて金曜日は持ち時間15分のプレゼンテーションにスライド45枚使うっていうメリハリMAXな攻めのPowerPointで挑みました。



やっぱり自分が目指すところを考えるとつまらんプレゼンテーションなんて絶対したくないけん、「ちょくちょく笑っとったのに、気付いた時には笑顔が消えとって最後は凄い考えさせて終わる」そんな感じを目指しました。

目指せTed Talksだった15分間のプレゼンテーション終了後5分から10分の質問時間が45分に延長され、(笑)この二か月間で学んだことを思う存ぶん生かして討論して、本当に楽しかった!

幸せな一時間だった!

先生の評価も凄いよくって、10個の審査項目があるんじゃけど8項目が満点、残り二項目もほぼ満点で100点満点に換算すると97、5点っていう高得点(驚) ほぼ満点。

俺のプレゼンテーションでやった色んなテクニックの中からメタフォーをの多様をユーモラスにする点に着眼し

「歴代のカリスマたちの統計データをみて一つ共通しとる点っていうのがあって、それは顔でも服装でもなくってメタフォーを使う頻度の高さ。もしそれをすることが可能なんならオーディエンスの心を他の人以上に掴むことができる。その点が突出しとったプレゼンテーションだった。」だって!

言語面でも”Your language is really impressive” 頂きました。クラスのオーディエンスにはひょっとしたら早すぎるぐらいのスピード、でもネイティブにとっては普通の早さ、話すときの文法もしっかりしとったって。Quality, fluency, speed....”The whole thing, you are native-like, actually” 頂きました。

Great stuff, Hitoshi, very nice.で終了。

もうね、みんなの前でニコニコしたら気持ち悪いけん必死に我慢したけど内心狂喜。爆

内心こんな感じ。


ちょっと言い過ぎた。




こんな感じ!



今のクラスは英語を第二言語として学べる最後のレベルじゃけん、スピーキングはとりあえず第二言語卒業じゃね!(イェイ)

スピーキングは他より自信あったけん高得点を狙ったけど期待以上の結果が出て大満足!

後は他のスキルも上げていってコースの終わりにはしっかりとスタートラインに立てるように頑張ろう!

そんな明日はエッセイ提出日!これもなかなか頑張ったけ結果が楽しみ!

まぁ自慢はこの辺にして最近の近状報告に移りましょうか。

新しく住むところGETして鍵が一週間後にもらえます。マジホテルかってぐらい綺麗な築一年のマンション。高まるー。

先週は待ちに待ったHOT DUB!




友達四人でいって久しぶりに飲みすぎたけど素晴らしすぎた。
ムービーは刺激が強すぎるけのせれんし画像は酔っ払いだったけんブレブレ。(笑)


一番いい写真。(笑)
なんにもわからん。


まぁいい一日だったって事です。

その後は体調がっつり崩してちょっとめんどくさい一週間!体調悪いんですけどーって思いながらも毎日学校行ってバイト行って勉強してロジャーと戯れて、しんどい中で頑張るのが好きな自分を再発見(気持ち悪っ)



人がしんどい中必死にエッセイ仕上げとんのにロジャーは馬鹿にしてくるし。(笑)
変な写真携帯にあるし(笑)


そんな感じで今日は妹さんの誕生日でメッセージ送りながら何にもしてあげれてない自分が情けなくて涙!(笑)

(毎回思うけど俺のそんな感じどんな感じか誰にも伝わらん。)

エッセイを何度も見直して夜には家族とスカイプ。

携帯の画面越しに一緒にHappy Birthdayを歌い距離を感じ必死に涙こらえたわー爆

寂しい気持ちは全くないけどやっぱり大切な日ぐらい家族と祝ったりできたらなーって思った!

まぁ色んなものを背負って前に進もうか!

二年前に辞めた大学の友達達(そんな仲良くないけど、(笑))は卒業!

まぁ、負けんけどね(誰や)

勝手に色んな人ライバル視して、勝手に色んな人を相手に勝ち誇って、勝手に敗北感に打ちひしがれて今日も僕の人生は進んでいくのでした。

みなさん卒業おめでとう!マユは誕生日おめでとう!

この二か月でずいぶん前に進めたなー:) もう三か月後の自分が楽しみ!その分今しっかり頑張ろっと:)

今週は謎の週3出勤じゃけんきっとまた更新すると思う!ってことでみなさん良い1週間をお過ごしください:)