December 25, 2013

日本、イギリスのクリスマスの違い

クリスマス、みなさま、いかがお過ごしだったでしょうか。浅野は今年は2回目のイギリスでのクリスマスです。そこで今回はイギリスと日本のクリスマスの違いについて述べたいと思います。
お馴染みの広島のクリスマス、ドリミネーション


世界中のキリスト教国家での一大イベントの一つ、クリスマス。
Wikipedia先生によると、”クリスマスとはイエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭りである”となっています。
イギリスでは12/25がクリスマスで、24日がイブ、26がボクシング・デーとなっています。

日本では(何故か、本当に何故か)”恋人/配偶者と過ごす日”と言うのがもはや常識になっていますが、イギリスやアメリカでは家族と過ごすのが普通です。お母さん、お父さん、親戚一同でみんなでわいわい一緒にチキンやケーキを食べてプレゼントを子供たちに渡し、眠る。それがこちらのクリスマスです。

アメリカではThanksgiving(感謝祭)からクリスマス、そしてニューイヤーまでのホリデーシーズンは怒濤の流れで全員が人生をそのために生きているかのような盛り上がりを見せるそうですが、イギリスでは、まぁ11月の後半から、街にクリスマスツリーとかが出現しますが、24~25に特化している感じがします。
25日はほとんどのお店が休みになり、電車やバスなどはほとんどストップします。最近はやっている店や路線なども増えていますが、不況の煽りでストをクリスマスに行う事が増えているので、基本的にやってないと思って行動した方がいいです。
オックスフォードストリートのイルミネーションはいつも煌びやか(2011年)

ちなみに今日のサウサンプトン。15時くらいの街の中心ですが、人っ子一人いませんでした。クリスマスはみんな家に籠って家族とパーティーなんですね。




そして、人々の楽しみのメインは26日のボクシング・デー(Boxing Day)です。
このボクシング・デー、殴り合うやつではありません。
またまたWikipedia先生によると、教会がクリスマスプレゼントの箱(Box)を開ける日であったことから、この名前になったとなっています。
イギリスではこのボクシング・デーがセール開始の合図です。こっちのセールの何がすごいかって前の日まで普通に売られていたものが、半額とかそれ以下で普通に売られてたりする事。30%オフなんてケチな事はしません。最低でも50%オフです。
この時期にロンドンに行くと購買欲を超絶に刺激される事は間違いないので、お金に余裕がないときは避けた方がいいです。

普段は手は出ない高級ブランドをこの機会に買う人が多い。例えば去年なんかは普段10万円するようなポール・スミスのスーツが2万円だったそうです。
セールでごった返すハロッズ前


ちなみにロンドンに多数ある日本企業ですが、ユニクロやパナソニックなどがセールをする一方で、無印良品は平常運転だそうです。(笑)

そういうわけで、日本では何故か恋人と過ごす日になっているクリスマス。
こっちでは家族で過ごす日ですが、人々はその次に控えるボクシング・デーのセールに備えている気もします(笑)
こっちのクリスマスもいいですが、幻想的な雰囲気という点では日本が勝っているようにも思います。
これはあくまで僕の主観ですので、長い一生のうち一度くらいは是非ロンドンに実際に来て確かめてみてはいかかでしょうか。
とりあえずセールで満足して帰れると思います。(笑)

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